Dギャラリーアーカイブ07


D-GALLERYアーカイブ編集者/牧村

●第2回/制作の心得は自分に正直なこと。

牧村/
かなり、間があいてしまいましたね。私が多忙を極めており、
原稿を上げる事ができないでいました(汗))))))))すいません。
さて前回に引き続きデジタル作家のMACさんにお話を伺いたいと思います。
前回のお話で、MACさんの作品がよく売れたとお聞きしましたが、
なぜ売れたのだと思いますか?
MAC/
そうですね?難しい質問ですね。正直自分でもよくわかりません。
まあしいて言うなら運がよかった事ですね(笑)

牧村/
えっ?それでは答えになっていませんが(汗))))))
MAC/
ですよね、そうですね?なぜでしょうね~。
一応ね制作する際に自分でも使ってみたいもの?という視点ですかね。
牧村/
それ大事ですよね。自分で気に入らないものを制作するって寂しいじゃないですか。
デザインの仕事しているとよくありますよね。
クライアントの要望で自分では変と思いつつ制作することが。
MAC/
そう!私もデザイナーなのでそれはよく感じます。
その点、この「Dギャラリーシリーズ」の仕事はそれがないので、
自分の感性のまま制作できました。まあ、でも沢山の方々が私の作ったものを良しとして
使って頂けたことがいまでも非常に嬉しくおもっています。感謝ですね。
牧村/
「Dギャラリー1」以降「D2・D3」と参加されていますが、いかがでしたか?

MAC/
「Dギャラリー1」の成功がきっかけでその後のシリーズも積極的に作品を作る事になるのですが、
結構これが大変でしたね(笑)
牧村/
というと?
MAC/
「Dギャラリー1」があまりにも売れたおかげで
それ以降のシリーズは常に前回を超えるクオリティーを求められました。
アイデアもそうですが、それを考えるのが辛かったですね。
それとこの時期はデザイナーとしてのカタログやチラシなど
本職の仕事も多々あり多忙を極めてきました。土日の休みもなく24時間体制で働いていましたね。
あっそうそう、誰にも話していませんが、一度ね深夜に仕事してて気を失った事があります。
急にね意識が飛ぶ?というか。眠くなるとは全く違う感じです。
で、目ざめたら翌日の夕方だったかな?コレはねビックリですね(汗)
牧村/
で、体は大丈夫だったのですか?
MAC/
おかげさまで、夕方病院にいき見てもらいましたがなんともないと。
ほっとしましたね。疲れがピークに達したのでしょうね(笑)
まあ、健康あっての仕事なので、その後は定期的に体を休めて仕事をしています。
まだ若かったので無茶が出来ました。それが良くなかったです。
牧村/
まあ、元気で仕事ができる!それが一番ですね?
ところで「Dギャラリーシリーズ」制作で良かった事、悪かった事を教えて頂きたいのですが。
MACさんの私的な意見で結構ですよ。
MAC/
良かった事ね。それは前にも言いましたが、自分の作品が驚くほど売れた事です。
あとPhotoshopの技術が上がったことです。悪かった事は特にないですね。
そう、今考えて悪かった事がとりたたて何も無いです。
牧村/
えっ?悪い事がないですか・・・。ではとても楽しかったのですか?

MAC/
いやいや、すべてが楽しいという事とはないですよ。ただ、悪い事はない!ということです。
私は常々思いますが、仕事をしていていやだな~と思う事があまり無いのですよ。
この仕事はつまらないとか?この仕事は楽しいとかね。そういう事で仕事をしてはいません。
この「Dギャラリーシリーズ」の仕事に限って言えば面白かったですね。
牧村/
面白いですか。なるほど。いろいろな言い方がありますね(笑)
楽しいわけではないが面白いですか。
MAC/
その通りです。面白いです。興味深いとも言えます。
牧村/
おっと、お時間が来たようです。今回はこの辺で失礼します。
次回も引き続きお話をお伺いいたします。何が面白いのか?
その辺を突っ込んで聞いてみたいと思います。

公開日/2016年04月12日



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