第7回:3DCGその2


過去仕事備忘録編集者/

■社内報の表紙イラストを・・・

とある企業様の社内報の表紙イラストを1年間(12作)やらせていただく機会がありました。
オリジナルの3DCGイラスト、しかもストーリー仕立ての連作という、思い出すだけで変な汗が出て来そうな案件です(苦笑)

一方、イラストレーターとしての仕事にやりがいを感じてたのも正直なところです。

もし下手の横好きで絵を描いてた昔の自分に、「社内報の表紙イラストをCGで描いてるよ」と言ったら信じてもらえたでしょうか。

デッサンが不得手でも3DのCGであればそれを補う事ができます。

他人が行かない道を開拓すれば、アプローチのしかたを変えれば、思いがけず目標に到達出来るかも知れません。

テクノロジーの進歩で「仕事を奪われる」と危惧する人がいますが、逆に今までは考えられなかった可能性や仕事がどんどん増えているのが現代だと思います。

自分の娘には将来の仕事に対して、「今は存在もしてない仕事かも知れないから、深く考えなくて良いよ」と言ってます。

■HOW TO本

その後、上記案件の代理店さんより、CGイラストのHOW TO本を出すので協力願えないかと打診がありました。

自分の文章が書籍(の一部)になるのに昔ほど感慨深くはないですが、イラストレーター同様ライターも憧れの職業、二つ返事で快諾しました。

今回コラムを書くにあたり、自分の記事を読み返してみました・・・

まぁ、恥ずかしいったらありゃしない(^^;;;

当時、「大胆に」とか「キャッチーな感じで」といわれて書いた気がしますが、かなり高飛車というか、キザっぽい文体でした。

反面、思いの他まとまってましたので、良くも悪くも今となっては書けない文章かも知れません。

■そして編集者に?

そんなHOW TO本ですが、まだまだCG黎明期の話(1999年刊行)。

実は書き手の作家さんも全然足りてませんでした。
寄稿依頼とあわせて作家さんも紹介願えないかというお話でもありました。

当時、Dギャラリーシリーズで作家さんの伝手がありましたので、何人かの方にお声掛けさせていただきました。
その際に原稿の受け渡しで終りではなく、間に入って校閲や編集の真似事なんかもやりました。

ライターの次は編集者、まるで子供の職業体験キッザニア状態ですw

休みの日にゲラを自宅に持ち帰った事もあったでしょうか。

おかげさまで奥付に”編集協力”としてクレジットを入れていただけました。

公開日/2016年10月15日



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