デザイントリニティー00


デザイントリニティー編集者/牧村

このコーナーは心×体×デザインと、
ということで体と心を鍛えてさらにデザインも鍛えるコーナーです。

私が趣味で習っている「太極拳練神会」があります。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、太極拳練神会は会長、中川二三生 先生が主催されたもので、先生は空手、大東流合気道柔術、中国武術などを修められましたが、その根幹にあるものは、禅僧のお師匠様から受け継がれたもので、それは「名前」も「形」もなく、ただ「体の使い方」と「人間の生き方」と言われ、武術や禅などが最終的に求める「理」そのものであります。禅僧のお師匠様の使われる力は、日本の武術では「統一体」や「呼吸力」、中国武術では「気功」や「内功」、禅では「禅定力」、自然の法則の力「法力」など様々に呼ばれています。

禅僧のお師匠様には、お坊さんだけでなく、国内外を問わず様々な分野の人間や武術の名人・達人と呼ばれている方達が訪ねてきますが、いまだ誰もかなわず、76歳という年齢でありながらその身を持って「理」を示し、まさに「海」そのものを「心」と「体」で表現されているそうです。

体には大小、重い軽いなどの差がありますが、「理」は万人に平等にあり、誰にでもあるものだそうです。「理」とは自然のもの、つまり水や風、海などで、人間も自然そのものであることに「気づく」事で、心と体にも固まりや無理(理が無い)をさせないことを得られるようになるそうです。海を知るには、実祭に海に入って接した方がより理解できます。なので体を通して「理」を得ることが大事であると、私の師匠の太極拳練神会、名古屋支部長、芝田先生のお話です。

太極拳練神会 名古屋支部 芝田道場

まずはじめに今回私がこの企画を立ち上げた理由についてご説明します。

二十歳よりこの仕事につき日々仕事に追われ多忙を極めてきました。30歳を過ぎた頃よりだんだん体力が落ち体型が変化して見るも無惨な姿になっていきました。そんな中、家庭を持ち息子が出来、家庭に仕事にさらに多忙を極めました。昔からの偏食もありこのまま行くと早死にしてしまうのではないのか?なんて妄想にとらわれ、健康診断では体脂肪率30%を越えて医師からは運動と食事の改善をと言われる?という情けない状況になっていきました。そんな時、運命の出会いがありました。40歳の時です。小学2年だった息子に武術でも習わせようと訪れた道場で先生に出会います。で息子さんと一緒にお父さんもどうですか?と。子どもの頃から部活動をやった事がない私にとって初めての部活?のようなものでした(笑)毎週土曜日の夕方18時15分から20時45分まで2時間30分の運動です。

「太極拳」と聞くと早朝の公園でお年寄りの方々がやっている健康体操のようなイメージがありますが、実際はそれとは少し違っていました。確かに型としての「太極拳」もしますが、それ以外にストレッチや気功といった分野の練習をメインで行っていました。当初は大きな体育館を借りて小学生から大人まで一緒に行っていましたが、先生が自分で道場を構えられてからは、コース別に時間帯を変えて行うようになりました。なので現在ではより具体的な内容で指導を受けています。

そんな中、道場で習い始めて9年が立ちました。以前より体が丈夫になり至って健康体でいます。体脂肪率は20%をきり標準になりました。何よりの変化は気持ちの問題です。うちの道場では気功を使った武術を習っているので、常に心をリラックスして行うことを指導されます。力は入れるのではなく、出すのだよ、と。一瞬、うん?となりますが、入れると出すでは大きな違いがあります。大きな力を出そうすると、どうしても力んでしまいます。コレでは力は出ません。力は抜いて気力でパワーを出す?のです。非常に言葉にし難い事ですが、まあ、実際体験して頂くと理解できると思います。

常に心を平常心に保ことが、物事に負けない秘訣だと言われます。心が乱れるから負けるのだと。なるほど?ある意味なっとく出来る事ですね。でも普通の人間はどうしても感情に流されてついつい暴力に走りがちです。そういう私もカッとなったり物に当って壊す事もしばしばあります(汗)そういう時は深呼吸をして心を落ち着けることが大事です。すると怒りの感情が静まり冷静になって物事を考える事が出来るようになります。会社や仕事でのストレスは沢山あります。そんな時にこの感情をコントロールすることはとても大事だと思います。それをこのコーナーで皆さんに少しでもお伝えできれば幸かな?と思いこの企画を立ち上げました。

公開日/2015年12月22日



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