デザイントリニティー21
デザイントリニティー編集者/牧村
第廿壱回〈光と影〉
すっかり桜の花も散りとても暖かくなってきた今日この頃いかがお過ごしですか。さて今回は光と影についてお話しします。太極図で表現される陰陽マークは白と黒のマークです。これは太極拳という言葉の起源になった「太極拳経」という文書に出てくる、太極とはなにもないところから生じて動き出すきっかけを与えるもので、それが動き出すことで陰陽が生まれる、というものです。陰陽(光と影)は天と地、男と女、静と動、表と裏などなど物事の本質でどちらが欠けても成り立たないものと言われています。なのでこの陰陽のバランスをとることで物事の争いをなくすことができるのだと考えます。この考えを普段の生活に置き換えると、例えば妻と夫婦喧嘩の言い争いになったとします。その場合、自分の主張が絶対に正しいと思っていても(陽の部分)、グッとこらえて謝ると(陰の部分)、物事が丸く収まるのです。これを相手に求めるのではなく自ら実践することが大切です。それには常に冷静に心を保つ事です。冷静に心を保つには深呼吸が一番です。呼吸で神経がほぐれてリラックスできるからです。一時の怒りで、後々後悔しないために是非身につけておきたいですね。頭ではわかっていてもどうしても我慢ができない。という事は多々あります。そんな時は少し体を動かしてみることをお勧めします。一番簡単にできる、肩幅に立って両腕を前後に振る、スワイショウという動きが良いです。なにも考えないで行うと心が落ち着き気持ちが穏やかになってきます。腕を振ることで体の血流が良くなりぼかぼかしてきます。寒い日など効果的ですよ。そんなこんないで今回は光と影について少しお話をしましたが、どんなに楽しく自分にあった仕事をしていたとしてストレスはあるものです。そんなストレス解消に体を動かすことをおすすめします。
公開日/2018年04月16日