GarageBandでDTMやってみた。


シテミタ編集者/小倉

子供の頃は歌謡曲には興味もなく、8トラやカセットテープでアニソンばっかり聴いていた。
中学生になって、クラスメイトがバンドを組んだ。すぐにピアノの女の子が辞め、最寄りの遊び仲間ということで、ぼくが新メンバーに抜擢された。いやちょっと待て、「最寄り」は、楽器が弾けるスキルではないぞ。でもまぁ楽しそうなのでとりあえず加入してみた。

学校のピアノじゃなくてもっとカッコいいキーボードにしろよ、と仲間にそそのかされ、YAMAHAのSK-15を買った。中学生にしちゃかなり高い買い物だったけど、普段マンガ本とプラモぐらいしか欲しがらない子だったし、芸術には理解のある親だったので意外にすんなり出資してもらえた。

さぁカタチは整った。鍵盤押せば音は出る。けど、ただ音が出るだけ。ギターの友達がコード本を買えと言うから、それも買ってみた。指の配置図を見ながらとりあえずマイナーコードとメジャーコードを覚えた。ただ押せるだけだけど。
コピー元は主に大瀧詠一とEARTHSHAKER、チェッカーズ。各々が好きなミュージシャンを挙げただけなので、ぜんぜんジャンルが一貫してない。
バンドスコア(楽譜本)を買ってきたけど、そもそも楽譜が読めない。音楽の教科書もドレミを振らないとリコーダーが吹けないやつ。そんなんでバンドなんかできるんかという疑問を抱きつつ…

時は流れて現在。(実は音楽歴書くのが面倒くさくなっただけ)

未だまともに楽譜も読めない輩が、なぜか音楽をちょっと触ったりしてる。
音楽は「音を楽しむ」と書く。セオリーとか、難しいコードとか演奏法とかどうでもいいわ。
今はパソコンで気軽に音楽がいじれる。興味本位でDTM(デスクトップミュージック)ソフトをいじってみたら、なんかそれっぽいのが作れるようになった。パソコンってすごいね。

では本題、今回は音楽をつくってみた。
ソフトはMac版GarageBand。

GarageBandスプラッシュ画面

ミュージシャンの曲だといろいろ面倒なので、著作権消失済みの曲から『どんぐりころころ』をチョイスしてみた。
楽譜もネットで入手できた。あれ、楽譜読めないんじゃなかったっけ?そう、あくまでコードを知るための楽譜。

GarageBandに限らず、最近のDTMソフトは音符が苦手でも、グリッドにチップみたいのを置いていくだけでメロディが作れてしまう。超カンタン。音の長さ調整は、グリッドをドラッグして伸ばすだけ。

GarageBand音当て画面

耳コピするほどもないよく知った曲なので、サクサク入力、あっという間に完成。

★★★音量注意★★★

ズンパッ、ズンパッ、ズンパッ、ズンパッ。むぅぅ。お遊戯会の演(だ)し物みたいになっちゃった。

前半のいらん話で長くなってしまったので、今回はここまで。
次回は、音やリズムを変えてアレンジの巻。

(小倉)

公開日/2018年07月12日



関連記事