13 レベッカ
はい、皆さんまたお会いしましたね?
さて、今回ご紹介する映画は、あの伝説のバンド〈クィーン〉のボーカル、
フレディ・マーキュリーの物語です。その名も「ボヘミアン・ラプソディ」いいですね。
2018年11月9日より全国でロードショーになっています。早速、劇場で観てきました。
物語は、どうやってフレディは、世間の常識や既存概念に逆らい、従来の音楽を打ち破り、
地上で最も愛されるエンターテイナーになったのか?なぜ愛と孤独プレッシャーに引き裂かれたのか?
そして破壊寸前に陥ったバンドを立て直し、永遠のレガシーを確立したのか?
〈クィーン〉好きにはたまらない映画となっています。もちろん〈クィーン〉を知らない人でも
十分に楽しめる作品になっています。ぜひ劇場の大スクリーンで彼らの音楽を楽しんでください。
あっと、ちなみに映画の始まる最初のところで配給会社のロゴがでるのですが、
この映画は20世紀フォックスですが、その登場の音楽が通常のものとは違います。
是非、劇場で確認してください。良い演出ですよ。
いや~映画って本当にいいものですね。それでは、さよなら、さよなら、さよなら・・・・・
おっと、いけないですね。懐かしの淀川さん口調でしたね。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
さて、本題に入りたいと思います。当然〈クィーン〉の「ボヘミアン・ラプソディ」が
私の1曲と言いたいところですが、実は全然違います。
________________________________________________
ちなみに、うちの奥さんのえっちゃんは大の〈クィーン〉ファンで
高校生の時に友人5人と架空バンド〈プリンス〉を結成していたそうです。
フクミ、ジーン、ボン、ツーコ、そしてえっちゃんことトミーの友人5人で
架空バンド「プリンス」結成です。
◯トミー・・・・ドラム(ロジャー・テイラーが好きだから)
◯フクミ・・・・ベース(ジョン・ディーコンが好きだから
◯ジーン・・・・ギター(ジーンシモンズが好きだから、なぜかキッスです)
◯ボン・・・・・ボーカル(ベーシティーローラーズが好きだから)
◯ツーコ・・・・ダンス?(郷ひろみが好きだから?おいおい!)
架空バンドというのはエアーバンドとは違い、演奏はしません?
何をするのか?漫画を描くのだそうです。「プリンス」がこんな事やあんな事をしていると仮定して
物語を作って漫画にするのだとか・・・・う~ん?私には理解できない展開ですね。
25年も一緒にいるのにこの話を聞いたのはつい先日です。
実は妻のことを何も知らないという事実に衝撃を覚えた今日この頃。悲しいね~~~~~~
________________________________________________
皆さんは音楽を聴いて色を感じた事はありますか?
世の中には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりと、
ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚を感じ取れる人々が存在するそうです。
この特殊な知覚現象は共感覚(シナスタジア)と呼ばれるそうで、
特に音楽や音を聞いて色を感じるとれる感覚は「色聴」と呼ばれているそうです。
さて前振りが長く(おいおい、何回前振り入れるの?)なりましたが、
今回は私の1曲ということで・・・・・・・・
中学、高校と田舎の学校で過ごした私はとても暗く地味な学生時代を過ごしてきました。
コレといった興味もなくただなんとなく過ごす日々。部活動もしないで、授業が終わればすぐに帰宅
自宅でまったりTV三昧。将来の目標もまったく見えない不毛の青春時代を過ごしていました。
そうこの頃の私は共感覚で言えば世界が灰色に見えていたのかなと・・・・・・
そんな私も大学生になり今までの押さえつけられてきたものが、
一気に弾けてフルカラー総天然色になった事をいまも鮮明に覚えています。
まさに共感覚が炸裂した感じでしょうか。
自分で進路を決めた訳でもないのですが、なぜか美大に通ったおかげで世の中がかわりました。
田舎の狭い世界での考え方が全てだった過去はいったい何だったのか?
世の中には様々な考え方があって自分らしく生きればそれで良いのだと。
そんな事を肌で感じた18歳の春でした。
そんな時代に出会った音楽がこれです。
それはまさに衝撃でした。
今回の趣旨には少し外れるかも知れませんが、もともと音楽に興味のなかった私が
友人にすすめられて当時よく聴いていたのがレベッカの曲です。
「WILD&HONEY」3枚目のアルバムです。一曲という訳ではなくアルバム全体での曲でした。
アルバムの曲はいろいろな曲がありこの曲は好きだがこれはあまり好きではない・・・
ということがよくあります。でもレベッカのこの聞かせていただいた曲は
全てがよかったです。
その友人は高校時代よりCBSソニーでアルバイトをしていてコンサートやプロモーションの
手伝いなどをしていました。音楽業界に詳しく、業界の裏話的など、様々な事を教えて
いただきました。音楽、芸能など自分の知らない分野の話というのはとてもおもしろかったです。
そんな友人からおすすめのバンドの曲だよとテープを渡されました。
まあせっかくだから聴いてみるか程度で聴いたのですが女性ボーカルのパワフルな歌声と
アップテンポな曲が合わさって全身に衝撃が走る感覚を覚えました。
バンドで女性がボーカルをとるというのは当時としてはめずらしく
そういったこともあって興味をひかれたのかも知れません。
レベッカが歌う曲(〝フレンズ〟という曲ですがドラマをきっかけに大ヒットした曲ですね)
がドラマに採用されると知らされ、見てみようと見たのですがこれがなかなか面白いドラマでした。
「ハーフポテトな俺たち」というドラマで高校2年生の少年達がハンバーガーショップでの
アルバイトを通じて出会う大人の社会の中で、恋や友情に悩む思春期の心情を描いたものでした。
私もちょうどアルバイトで、レンタルビデオ屋
(店名が〝AV中京〟という名前でまさにア●ルト●デオ専門店?のような名前でした)
で働いており、大人の社会というものを垣間見ていた時代です。
お店のある金山という土地柄、深夜のバイトは様々な方々が交差する場所で、
時に酔っ払い、時に水商売の方々果てはヤ●ザの親分にいたるまで、様々な方々が来店される場所でした。
現在のように自宅にいながらネットですべて調達できる時代ではないので
お店というものが人々の出会いを演出していた時代です。
バブル景気がはじまりこれから一気に社会が動き出すそんな明るい未来が感じられる時代でした。
いま思い返すと良い時代だったかな?と・・・・。
そんな時代に出会った曲は、いまでもたまに聞きます。
人の感覚はその人の心のあり方でさまざまに変化します。
音楽を聞く聴覚、映画を見る視覚、食べ物を食べる味覚などなど・・・・
それぞれ全て思い出と共に存在するのではないでしょうか?
自分がその時その時代どのように生きていて何を思い感じていたのか?
その心のあり方で素晴らしいものになったり、心揺さぶる影響力を感じるものになったりと変化します。
今回紹介したレベッカというバンドの音楽も私の若い頃の心情にマッチしたのだと思います。
なにかこの文章を書いていて若かりし頃の思い出が一気に蘇る感覚を覚えました。
人それぞれ感じ方や想いに違いはありますが、自分自身が納得できているかどうかだと思います。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
突然ですが、えっ?質問がある?
はい、なんでしょうか?
あなたの現在の社会は何色に見えているのでしょうか?
ですか・・・・・・・・・
う~ん難しいですね・・・・・・・・・
そう、◯◯色ですかね?
まあ、自分の心にしまっておきましょう。
音楽と関係ない話をいろいろ書きましたが最後まで読んでいただけたなら幸いです。
音楽に興味のない私の1曲でした。
2018.11.14
牧村 学
公開日/2018年11月15日