No.1 昭和歌謡+アルファ…
YouTubeはよく見る。
といってもコンテンツは限られている。
いわゆるオールディーズ、懐メロ?…つまり幼少期から思春期にかけて聴いていた「音楽」だ。
そしてもう一つは…これは後ほど。
音楽に関しては、本当に凄いなと思う。
特にレアなライブソースが好きで、よくぞこんな映像、音源を残してくれたと感激する物も多い。
もし自分でYouTubeチャンネルを持つなら、やはり音楽系だろうなと思う。
でもこのカテゴリは層が厚いので、人と同じことをやってもしょうがない。
よりマニアックに行きたいところだ。
マニアック…真っ先に頭に思い浮かんだ人物がいた。
春日井市の勝川で写真館兼飲食店を営む同世代の友人、変態レコードコレクターの山口氏(通称:ぐっちゃん)。
今は家業をついでカメラマン兼ホール担当だが、元々は東京でアパレルのデザイナーをやっていた経歴の持ち主。
その独特の美意識と超越した世界観は他の追随を許さない…てゆうか誰もついて来ない?
彼のレコードコレクションの中心は昭和のマイナー歌謡曲、
これらを柏子見とぐっちゃんがDJとなって紹介していく動画コンテンツ。
題して「変態的昭和歌謡コレクション チャンネル」
いかがだろうか?
昭和歌謡曲は、今改めて聴いても破壊力が凄い!
歌詞、曲、ジャケット、コンセプト全てに置いて、今どきのコンプライアンスなんて言葉は微塵もない。
とにかく、ちょっとでも売れればラッキー、ダメならすぐ撤退、の山師感が満載。
そのアナーキーさがたまらなく良い。
特に歌詞が良い、そして深い。
当時は子供だったので意味も分からず聴いていたが、今聴き直してみるとなかなか深いのだ。
その特徴を一言でいうなら「ヤング・アダルト」
当時の歌手やアイドルは、歳の割に歌っている内容がかなりアダルティ。
多分、精神年齢で言えば今の若者の方が高いというか達観しているのに対し、歌詞とのギャップが激しいのだ。
多分、価値観の基準が今より遥かに高い年齢層にあったのだと思う。
下世話に言うと「カッコイイ大人がいた時代」なのだ。
例えば「ルビーの指輪」でヒットした寺尾聰。
その曲が収められてる「Reflections」という大ヒットアルバムがあって10代の頃良く聞いていた。
都会の大人の恋愛とライフスタイルが随所にちりばめられた曲は、今だとアラフォーの感覚だが、
当時、寺尾聰30代前半、作詞の有川正沙子30歳⁉
今思えば、一体、どういう人生歩んで来たんだ?って思うけど、この歳になってその凄さが分かる。
「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場 で学んだ」という本があったが、
僕の場合「人生に必要な知恵はすべて昭和歌謡にあった」と言いたい。
話を戻して「音楽」以外によく聴くYouTube、それは「テレフォン人生相談」だ。
そう、もし僕がYouTubeをやるとしたら、昭和歌謡とテレフォン人生相談の融合。
寄せられた悩みに答えながら、それにふさわしい昭和歌謡を流すコンテンツ、
「変態的昭和歌謡人生相談チャンネル」だ。
ぐっとオリジナリティが出た気がする。
賛同の声が多ければ、ホントにやりますが…(笑)
2021年6月23日
柏子見 友宏
公開日/2021年06月23日