新型コロナワクチンについて


代表のひとりごと編集者/柏子見

今年は遠方の出張が多く、飛行機に乗る機会が多かった。

正直に言おう。
私は飛行機が怖い。

理由は簡単だ。
うちの父が飛行機が大好きで、中学生の頃から一緒にラジコン飛行機やっていたからだ。
かなりの数のラジコン飛行機を作って飛ばしたが、末路はいつも同じ。

「墜落→大破」だ…

つまり、私の中で飛行機はいつか必ず墜ちる物…という固定観念が染み付いている。

しかも飛行機出張の前の週末には、決まって『奇跡なんちゃらアンビリバボー』とかいう番組で、
航空事故のドキュメンタリーが流れ、私を恐怖のドン底に突き落とすのだ…

ある調査によれば、航空機に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.0009%らしい。

他の乗り物に比べれば相当低いが、一回あたりの犠牲者数の大きさが、より恐怖を掻き立てるのだろう。
ちなみにウチの父も、同じくらいか私以上ラジコン飛行機を堕としていたはずなのだが、
飛行機に乗る事に抵抗が無いどこか、逆にいつも、もの凄くテンションアゲアゲだった。
脳の構造が違うのだろうか…謎である。

飛行機事故が少ないのは、その成り立ちにあると思う。
事故が起きる度に、その原因を徹底的に解明し、改善を繰り返して来た結果である。
多くの犠牲の上に成り立っている安全だと言える。
人類はそうやって進歩して来た。

新型コロナワクチン接種に関しての賛否両論あるが、
その事を考える度に、いつもこの飛行機事故の事を思い出す。

ワクチンは確かにリスキーだと思う。
副反応もよく分からないし、それは将来的に深刻な影響を及ぼすかも知れない。
いつか打たないことが正しかったと証明されるかも知れない。

しかし一定の効果があるのなら、リスクに目をつぶってでも行うべきだと思う。
その積み重ねで今日、飛行機が安全な乗り物になったように。

(あくまで個人の考えです)

公開日/2021年12月07日



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