No.10 ゲープレノイズ
にぎやかな空間が好きだ。
小さい頃から特に何もなくてもテレビや音楽流しっぱなし、
その状況で会話するものだから声も大きくなりがちだ。
生活スタイルのおかげか、私も何をするにしてもとりあえず音楽を流すことが日課になっていた。
ここ数年でリモートワークに切り替えする事も増えて自宅で仕事をすることが増えた。
このために部屋の整理整頓やデスク周りを整えたはずだが、
どうもソワソワして集中できない。
初めは環境が変わって慣れてないだけかと思ったが、ふと気づいた。
無音だ・・・
窓を閉めているので、PCの音と風の音しかしない。
それならばといつも聴いている音楽を流して、いつも通りを心がけてみたが、
だんだんテンションが上がって楽しくなりすぎて、デスクワークには向いてないことに気がついた。
それからデスクワークに合う「音」を探すようになった。
調べるとそもそもBGMをかけて集中できるかできないか未だはっきりしてない印象だ。
途方にくれた時にこんな記事を見つけた。
ひそかに話題!ホワイトノイズとはどんな音[引用記事リンク]
“ホワイトノイズ(White noise)とはノイズ(雑音)の一種で、
様々な周波数の音を同じ強さでミックスして再生したノイズです。
具体的には換気扇やテレビの砂嵐のような「サーッ」「シーッ」「ゴーッ」のような雑音を指します。”
これは良いかもと思い試してみたが、
「サーッ」や「シーッ」の音にホラー映画ぽさを感じでしまい、1分しない内に合わないと感じて断念した。
ホラーよりも無音の方がマシだと思いながらも色々試すうちに
これは良いかと思ったのがゲーム実況プレイ動画の音だ。
ゲーム実況は、ゲーム音とプレイヤー声の両方が聞こえてくるので、お喋りを聴いているような感覚に近い。
内容はゲームに対する反応なので、自分に問いかけられたり、聞き逃してはいけない要素は少ない。
意味がわからないワードが聞こえてきても、ゲームに関することだとわかっているので
そちらを気にすることなく、目の前のタスク集中できる、という仕組みだ。
何より楽しそうにゲームをしている様子はとても賑やかで、
聴いているこちらも楽しくさせてくれる。
そうと分かってから、意識してゲーム実況を流すようにすると
程よく集中して仕事に取り組めるようになった。
こうして私の無音生活は終わりを告げたのであった。
ー完ー
本題忘れてました。
というわけで私のネットにない言葉は、
ゲーム実況プレイ動画 + ホワイトノイズを合体させた
「ゲープレノイズ」
本当は「ゲープレイトノイズ」にしたかったけれど、
「ゲープレノイズ」は一致しないのでこちらをチョイスして終わりにしたいと思います。
2022年9月14日
スギモト ユキ
公開日/2022年09月14日