あだ名について(2)
ネットの記事で、リクルートが会議の名称を「ヨミ会」に変えて効率をアップした話があった。
「未来を読む会→よみ会」とすることで、会議の内容を過去の反省ではなく、発展的な内容にし効果を上げたという内容だ。
なかなか良い話だと思う。
実は、あだ名の大きな効用は、そこにあると思っている。
本来の名称とは別に、こうあって欲しいという気持ちが込められて、更にあだ名はコミュニケーションツールに昇華するのだ。
例えば「鬼瓦権蔵(おにがわらごんぞう)」という名前の社員がいたとすると、もう字面だけで気の弱い社長は泣いてしまうだろう。
しかし、あだ名で「ゴンちゃん」と呼ぶだけで、一気に恐怖感が無くなり、大切な衣服とタンスに入れてあげたくなる。
仮に権蔵さんの容姿もいかつかった場合、新入社員なんかが顔は怖そうだけど皆んなから「ゴンちゃん」て呼ばれるって事は、きっと優しい人に違いないって勝手に思うのだ。
そういった正のバイアスは会社のコミュニティにおいて大切だ。
人間関係に敏感な女子同士がファーストネームで呼び合ったり、仕事を頼む時に、スポーツやってないのに「〇〇選手〜」とか、資格も持ってないのに「〇〇先生〜」とか言いながら、肩を揉みつつ話しかけるのも同じ原理。
だから人だけじゃなくって、苦手な事や嫌な事にもあだ名を付けちゃえば少し意識が変わるかも…
本名「会議」あだ名は「ヨミ会」
本名「注射」あだ名は「制服の女性との針プレイ」
本名「打合せ」あだ名は「ノンアル接待」
本名「家事」あだ名は「家庭内PKO活動」
タイムリーなネタで言えば…
本名「サッカーWC日本代表よく頑張った‼」あだ名は「ブラボー‼」(笑)
公開日/2022年12月13日