No.8 よむたびに/あたらな はっけん/誤字脱字
脇道ちょっとGPT川柳編集者/
誤字の多い人生を送ってきました。
バレているかもしれませんが、この川柳にも誤字が・・・。
(誤)あたらな →(正)あらたな
文字の順番が間違っています。
でも割とすんなり読めてしまったという人も多いのではないでしょうか?
「タイポグリセミア現象」と言って、単語の最初と最後の文字さえ合っていれば、
途中の順番が間違っていてもちゃんと読めてしまうのだそうです。
ネットのコピペにもなっているので、割と知っている方も多いかもしれませんね。
人間は普通に文章を読む時、実はちゃんと一文字ずつ読んでいるわけではなく、
文字列全体として意味を捉えているそうです。そのため、文字単位で見るとめちゃくちゃでも、
単語単位で最初と最後の文字さえ合っていれば、脳が勝手に補完してすんなり読めてしまうのだとか。
文書を読む際に脳の負担を減らしたり、スピードをあげたりとメリットもありますが、
誤字脱字の大きな原因だったりもします。
書きあがった原稿をPC上でチェックし、一旦印刷してチェックし、デザインが上がったらチェックし、
それでも社内校正で発見される誤字脱字・・・(いつも校正ありがとうございます)
特に6文字前後のひらがな・カタカナで発生しやすいということです。
対処法はとにかく一文字ずつ意識して読むこと。ひらがな・カタカナが続く文章はペン先などで
「指さし確認」しながら読むのが効果的だそうです。
やるようにしてから、多少はマシになったような・・・。
というわけで誤字をテーマにした川柳に誤字を入れる自虐をしてみました。
見た瞬間に「この野郎また!」と思われて怒られないか戦々恐々としています。
わざとです。わざとです。
2023年8月9日
坂口 雄城
公開日/2023年08月09日